株式会社トライシード

1人当たりの生産性が約1.5倍になり、組織の雰囲気も改善。感情的な経営から脱却し、仕組みで動く会社を構築できました。

株式会社トライシード様HP

株式会社トライシード 代表取締役社長 西田典晃様


事業:移動プラットフォーム事業


所在地:大阪府


HP:https://seedgroup.co.jp/


―― まずは、貴社の事業説明をお願い致します

 弊社は全国の法人様や一般のお客様と貸切バスをマッチングする、移動プラットフォーム事業を展開しています。法人様では研修や視察、社員旅行、各種イベントの送迎といった用途で、個人のお客様では学生の合宿や試合遠征、結婚式の送迎など、多岐にわたる目的でご利用いただいています。
 
 2009年の創業以来、単に乗り物を提供するだけでなく、移動を通じてお客様の目的をより良いものにすることを重視してサービスを展開してきました。

株式会社トライシード様-課題と成果
株式会社トライシード様-課題と成果

面談で「ベンチャーごっこですね」と指摘されてしまった

―― 「年商10億事業構築コンサルティング」を知り、導入するまでの経緯をお聞かせください。

お客様実例-株式会社トライシード様
  以前は、経営課題に直面するたびに書籍を読んだり、さまざまな人に相談したりしていましたが、根本的な解決には至らず悩んでいました。そんな中で「経営には壁がある」という話を聞き、まず10億円の壁について書かれた書籍を探していたところ、矢田先生の著書にたどり着いたのです。書籍では、私と同じような悩みを抱える経営者の事例が数多く紹介されており、その後に東京で参加したセミナーでも自分が悩んでいることをまさに言い当てられている感覚がありました。
 
 当時の私は事業に自信があったのですが、矢田先生に事業の状況を説明した際、「ベンチャーごっこですね。」と指摘されてしまったのです。最初は素直に受け入れられない気持ちがあったものの、確かにその通りだと納得せざるを得ませんでした。感情的に経営をしていた部分があったため、しっかりと仕組みを作っていく必要があると判断し、導入を決断しました。

組織を大きくした、でも大きくすればするほど問題が起きる悪循環

―― コンサルティング導入前は、具体的にどのような課題を抱えていましたか?

 当時は30〜40人規模の組織で、5つの部署を設けて役職者を配置していましたが、各部署で発生する問題の最終判断がすべて私に集約されてしまう構造でした。同じような問題が何度も繰り返され、その都度口頭で伝えていましたが、改善が見られない状況が続いていました。
 
 こうした状況の中では、本来経営者が取り組むべき事業戦略や組織づくりに時間を割くことができません。組織を大きくしたい思いはあるものの、大きくすればするほど問題が増加するという悪循環に陥っていました。

業務を仕組化することで会社の資産とすることができました。

―― コンサルティング導入後は、どのような点から改善していったのでしょうか?

 まず着手したのは、事業そのものの見直しです。細かい部分まで事業の定義を明確化し、お客様への提案方法を抜本的に変えていったのです。当時は、お客様とのやり取りがすべて口頭で行われ、資料はメールの文章のみという状況だったため、パッケージ提案書を作成するなど、自分たちの強みをしっかりと伝える準備を進めていきました。
 
 次に取り組んだのが、業務の仕組化です。これまでは、私の頭の中にあるノウハウを言葉で人に伝えようとしていましたが、それを具体的な仕組みや手順として文書化していきました。会社の資産として目に見える形にすることで、現在の社員はもちろん、将来入ってくる新しいメンバーもそれらを活用できるようになりました。

生産性が1.5倍の1000万超え、組織の雰囲気も改善

―― 具体的にどのような成果が得られましたか?

 目に見える大きな変化は生産性の向上です。1人当たりの生産性が年間1000万円を超え、以前の約1.5倍になりました。しかし、それ以上に重要な変化は組織の雰囲気が改善されたことです。これまでは問題が発生するたびに、個人のスキルや姿勢に原因を求めていましたが、現在は仕組みを見直すスタイルに変わりました。「どの仕組みが改善を阻んでいるのか」「何が不足しているのか」という視点で問題を捉えるようになったため、建設的で健全な組織運営が実現できています。
 
 

コンサルティング実施後の成果

株式会社トライシード様-コンサルティング実施後の成果

業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立していきたい

 ―― 貴社の今後のビジョンをお聞かせください。

 貸切バス・観光バス業界は古くからある産業で、その歴史の長さゆえに閉鎖的になってしまい、なかなか発展しにくい状況にあると感じています。しかし、だからこそ大きな可能性があると考えており、貸切バスをさまざまな人が多様な目的で活用できるインフラとして整備していきたいと思っています。誰もが簡単に貸切バスを利用できる環境を整え、企業の目的の達成に貢献することで、その企業が社会に対して良い影響を与えていく。そんな循環を作り出しながら、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立していきたいですね。

実際に多くの経営者が矢田先生のコンサルを受けて、改革を実現しています。

―― 最後に、コンサルティングの導入を検討されている方へメッセージをお願いします。

 コンサルティングに不安や迷いを感じるのは、ごく自然なことだと思います。目に見えない投資に対して、本当に効果があるのかという疑問を持たれる気持ちもよく分かります。しかし、これまで事業を営んできた方は、常にリスクと向き合いながらチャレンジを続けてきたのではないでしょうか。実際に多くの経営者が矢田先生のコンサルティングを通じて、組織や事業の改革を実現しています。悩んでいる時間があるならば、まずは挑戦してみてください。きっと新しい道が見えてくるはずです。
 

お客様実例-株式会社トライシード様
 著者 

 

著者:株式会社ワイズサービス・コンサルティング 矢田祐二

経営実務コンサルタント 矢田祐二
株式会社ワイズサービス・コンサルティング 代表取締役

 
『儲かる10億ビジネス構築』のノウハウを提供しています。
コンサルタント歴20年以上、400社以上の実務コンサルティングの実績を持つ。指導開始後数年で年商数億が10億越えをした企業は数十社以上。
 
 
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