中国バス不動産 株式会社様

組織・業務の仕組化で売上が2年で1.5倍!「修行」だと感じていた社長業が、日に日に楽しくなっています

中国バス不動産株式会社様HP

中国バス不動産株式会社 代表取締役 片岡 陽様


事業:不動産業


所在地:広島県


HP:https://lifuku.com/


―― まずは貴社の事業説明をお願いいたします。

 当社は広島県福山市を拠点に、不動産仲介業を営んでおります。主な事業エリアは福山市、尾道市、三原市といった備後エリアが中心ですが、2025年4月から広島市にも進出しました。今後は、広島県全体へと展開を広げていく計画です。
 
 具体的な業務内容は、賃貸物件の仲介やその管理業務、さらには不動産売買の仲介まで幅広く手がけており、備後エリアの総合不動産会社としては最大規模の企業になっています。

中国バス不動産株式会社様-課題と成果
中国バス不動産株式会社様-課題と成果

人材が育っては退職の悪循環、指示しないと業務が進まない

―― 「年商10億事業構築コンサルティング」を知り、導入するまでの経緯をお聞かせください。

お客様実例-中国バス不動産株式会社様
  ある日、偶然目にしたFacebookで、当社の状況を的確に表現しているような内容が目に留まりました。当時は、人材が育っては退職していく悪循環に陥っており、私からの具体的な指示がなければ業務が進まない状況でした。さらに、組織の規模が拡大するにつれて、私自身の負担も増えていったのです。独自の仕組み作りには取り組んでいましたが、体系的に学んだわけではなかったため、思うような効果は得られませんでした。その後矢田先生の著書を読み、「まさに求めていたものはこれだ」と強く感じました。
 
 当時は、売上自体は順調に伸びていたものの、組織としては数多くの課題を抱えていました。セミナーを通じて、先生のコンサルティングこそが当社の理想的な姿への道筋を示してくれると確信し、約2年前の2023年8月に、その指導を受けることを決意したのです。

売上が順調に伸びても、組織体制が追い付いていない

―― コンサルティング導入前は、具体的にどのような課題を抱えていましたか?

 組織の拡大に伴い社員数が増加し、一人ひとりの状況を把握することが次第に難しくなっていきました。業務を仕組化する必要性は十分に認識していたものの、それを構築できるのは私一人だけでした。
 
 しかも、どのように作り上げていけばよいのかもわからない。依頼した業務の進捗も思うようにいかないなど、さまざまな課題が表面化していたのです。問題の発見から対応まで、すべてが私に集中する状況となり、私自身の負担は日に日に重くなっていきました。売上は順調に伸びているのにもかかわらず、組織体制が追いついていない状況に陥っていたのです。
 
 さらに深刻だったのは、発生した問題に対して、その場しのぎの対応で済ませてしまい、本質的な解決に至らないことでした。何かミスがあったりクレームがあったりすれば、対処し一時的に反省するだけで、すぐに忘れてしまう。このような悪循環が、日々繰り返されていました。

文章化とコミュニケーション体系整備で「社長の考え」が伝わる組織に

―― コンサルティング導入後、どのような変化が表れましたか?

 まず、私自身が文章を書いて社員に伝えられるようになったことが大きな変化です。具体的には、事業計画やお客様へのサービス提供の方針などを文章化することから着手しました。不動産売買の仲介においては、これまでは「売買なら何でもやろう」という姿勢でしたが、対応可能な領域を明確化しました。「特定の条件のお客様や物件については、十分なサポートが難しいためお受けしない」という線引きを行うとともに、物件を預かった時の流れを整理して、仕組みやマニュアルとして整備しました。
 
 さらに、社員から「社長の考えが見えにくい」という声が多かったことを受け、週一回の社員向けコラムの執筆を開始しました。一方通行のコミュニケーションではありますが、この取組みは1年以上継続しています。
 
 加えて、会議体制の効率化も大きな進展を見せました。以前は売買の会議では全社員が参加し、毎週月曜日の午前中2時間を費やしていましたが、現在は役職者のみの参加で30〜40分で終わるようになりました。
 
 社員からの提案を受けて意義の薄い会議を廃止するなど、業務全体の整理整頓が進んだことで、私自身の時間にも余裕が生まれています。その結果、「一人合宿」と呼んでいる「経営についてじっくり考える時間」も確保できるようになりました。

売上は2年で150%成長、社員の適材適所も実現

―― 具体的にはどのような成果が得られましたか?

 特に売買仲介事業においては、売上が140%程度伸びるという顕著な結果が出ました。また、管理事業に関しても仕組化することで成果が出ています。具体的な売上高では、コンサルティングを導入した2023年には粗利年商3億6千万円でしたが、2年後の今、5億5千万円の見込みです。
 
 また、事業面だけでなく、意外な社員の才能を発見できたことも大きな成果です。営業ではあまり結果を出せず、一度は退職を考えていた社員が、実は仕組み作りやマニュアル作成において、非常に高い能力を持ち、特に女性社員からの人望が厚いこともわかりました。
 
 その一方で、長年頼りにしてきたベテラン社員が、実は仕組み作りについては不得意だとわかったケースもあります。こうした個々の適性が見えるようになったことで、適材適所の配置ができるようになり、人材の有効活用が進みました。
 
 そして、組織として一体となって動ける体制が整った結果、これまでの拠点に加えて広島市への進出も果たせました。これも、コンサルティングを受けた大きな成果の一つだと考えております。
 
 

コンサルティング実施後の成果

中国バス不動産株式会社様-コンサルティング実施後の成果

管理事業は地域No.1へ、売買事業は四国へ

 ―― 今後のビジョンを教えてください。

 賃貸事業に関しては、備後エリアでナンバーワンの管理会社を目指します。現状では、福山エリアの賃貸物件において、当社が管理しているのはおよそ3%程度です。7年後の60期までには、備後エリアにおけるトップの管理会社となることを目標に掲げました。
 
 一方、売買事業においては、すでに実現した広島店の出店に続き、四国地方への進出も計画しています。具体的には高松や松山といった主要都市への展開を検討中で、エリアの拡大を通じて、確固たる総合不動産会社としての地位確立を目指していきます。

経営が「修行」から「楽しい仕事」へ

―― コンサルティングの導入を検討している方へメッセージをお願いします。

 売上を伸ばしたいけれどやり方がわからない経営者の方にとって、このコンサルティングは非常に有効だと思います。私自身、コンサルティングを受けたことで、経営が本当に楽しくなりました。かつては、社長という仕事を「修行」のように感じていましたが、現場で起きる問題を自分でコントロールできるようになると次第に楽しくなり、新たな挑戦意欲が湧いてくるようになったのです。
 
 経営のノウハウを無償で教えてくれる人はいません。確実な成長を遂げるためには、コンサルティングを通じて、その道の専門家に教えを乞うのが一番の近道だと思います。成長したい、その方法を知りたいと思っている経営者の方には、ぜひ矢田先生のコンサルティングをおすすめします。
 

お客様実例-中国バス不動産株式会社様
 著者 

 

著者:株式会社ワイズサービス・コンサルティング 矢田祐二

経営実務コンサルタント 矢田祐二
株式会社ワイズサービス・コンサルティング 代表取締役

 
『儲かる10億ビジネス構築』のノウハウを提供しています。
コンサルタント歴20年以上、400社以上の実務コンサルティングの実績を持つ。指導開始後数年で年商数億が10億越えをした企業は数十社以上。
 
 
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